
三重県は、中京工業地帯の一翼を担い、「ものづくり」が盛んな県である。特に製造業が盛んであり、続いて卸売業に従事する人が多い。また、近年のインバウンド需要の高まりから、観光部門に視点をむけると、北勢地域では、ナガシマリゾート、南勢地域では伊勢神宮や夫婦岩(二見興玉神社)、伊賀地域では、忍者を観光資源に町おこしを行っており、経済の維持、雇用の創出に成果を出しているが、これらの産業を支えているのは「人の力」であるが、少子高齢化の影響で人手不足の影響を受け始めているため、専門学校を開校して、これらの産業の担い手を養成する必要があると考えている。
また、開校地を鳥羽市に選択したことについては、鳥羽市は伊勢志摩国立公園の一部で観光産業が盛んであることや、それに伴う製造業や卸売業に重要な地域であることは認知されているが、近年人口減少が著しく喫緊に対策を打たないと持続可能な観光産業の維持が難しくなると考えているため、開校地に選択した。本校の開校により、生徒の通学並びに下宿生(寮も含む)が鳥羽市に流れ、人口増に貢献できると考える。さらに、卒業生の地元企業への就職により地域活性化に貢献できると思い開校申請を行った。
本学の専門科目である観光、ビジネスを中心として、各々の業界で活躍することを夢見て入学してくる学生が、その業界で仕事をするための基本的な技術であり、知識だと考えている。また、資格を取得する必要がある場合は、それに合格しうる技術・知識を習得してもらうことを何より大切と考えている。すなわち、即戦力となる為に学力(技術力・知識力)を磨くことを重視している。
技術的に優れていても人間性に欠けていたら決して信頼される人間にはなれないと考えている。本校では、「笑顔であいさつを」の標語を各教室で掲示して、生徒への習慣付けを促す。これは、接客を始め、実社会では、笑顔のあいさつから一日が始まり、人と人とのコミュニケーションが始まることが求められているからだ。お互いを尊敬することにより信頼関係が構築されることが期待されることから、本校では、授業・研修等の種々場を通じて、社会人としての基本的なマナーはもちろん、ビジネスマインドをしっかり持ち、社会人としての身構え、気構え、心構えをしっかり持った人材の育成に力をいれていく。
我が国では、あらゆる分野において外国の方々とビジネスをする事が普通になっている。また、インターネットやSNSの活用も重要である。国際化は、英会話とのみと考えるのではなく、コミュニケーションの手段として英会話(英語理解力)は大切な要素となるが、相手のことを考え、相手の国のことを考えることも大切である。同時に自国のこと(歴史・文化・伝統)、自分のことを良く知り主張できることも大切だと考える。留学生も入学してもらい、インターンシップ等で地元企業や人との交流を通じて国際性を高め、国際的な感性を身につける教育に力を入れていく。
樋口 宗明 理事長兼校長
班目 直樹 理事兼副校長(運営・管理担当)
鈴鹿大学 元学園長特別補佐